先週、HAT神戸１０９で「キング・オブ・エジプト」を見てきました。
日本公開は９月９日（金）だったので、まだ大きな箱でした。
ちょうど時間が空いたので、映画館の予告編、随分前に短いのを見ただけで何の予備知識もないまま見ました。


主人公の１人にホルス神の名が出てきますので、エジプト神話の時代の設定。
どこの国でもそうだろうと思いますが、神話はいろんなパターンがあったり、辻褄が合わないものですから、テキトー部分があっても目をつぶりやすいってか、今も研究中なので、目くじらを立てることではないと、思って見るとよいのではないかなと思います。

神話や伝説がお好きな方は十分楽しめると思います。
神代の時代なのでエジプトの香りはわずかにしますが、特撮アクションモノって、割り切って見ないといけないと思います。
神は人間と同じ姿の神もいますし、姿を変えることもできます。
超合金みたいなのでできた超合神のアクションシーン迫力あります。
どちらにしても人間より随分でかいので神だとすぐわかります。

激しいシーンで流血シーン多いのですが、神様の血は金でできているので、砂金がさらさら…血のりの苦手な方も大丈夫です。

ストーリーは、「あっ、なるほど」と、思うとすぐに進んでいくので、中だるみもなくラストまで持っていきます。

特撮アクションモノと言いましたが、決してけなしているのではなく、映画ならではの豪快さがあるという意味です。日本の特撮モノがお好きな方は、肩の凝らない気楽さで見ているうちに引き込まれていくのではないかなと思います。

３D×４Ｄ作品もあるようですが、これなら遊園地のアトラクション風に楽しそうだなと思いました。

家に帰って映画の公式HPを見たら、これが見にくい…
日本版のポスターも、改めて思い起こすと、主人公が抜け落ちてるじゃん！
ちゃんと映画見て作ったんかいなー。
もうちょっと愛を込めて真面目にPRしてあげてよね。
見てから数日経っているのですが、日本の予告編もイマイチで残念に思います。


子どもの頃見た海外映画のアラビアンナイトなどの楽しさもありますし、今どきのアクションのド派手さもあります。

基本的には勧善懲悪モノですが、古代の神様なので、陰険だったり欲望のまま行動したり、残酷だったり、人間臭いですが、神と人が協力して解決していきます。


☆「キング・オブ・エジプト/原題：エジプトの神々」
英題：Gods of Egypt
２０１６　米国　１２７分


あらすじ…

人間と神が暮らしていた遠い昔、エジプトを統治していた神、オシリスと、砂漠を統治していた弟神セト。
人間のベックは、恋人ザヤと駆け落ちして結ばれますが、隠れ住んでいるので盗みを生業として暮らしていました。

オシリスは王位を息子で天空の神ホルスに継がせることにしますが、ホルスって、きれいな女神ハトホルといちゃついていたり、まだ頼りないところのある若き神でした。

即位式の日、兄王をだまし討ちしたセトはホルスの目を奪い追い出します。
ハトホルはホルスの命を救うため、セトの恋人に。
（ホルスの目…エジプトのシンボルで、太陽と月）
映画の中では青いホルスの目は、すべてのものを見抜く洞察力があるとされてました。

人間もそのほとんどが奴隷にされるのですが、ザヤはセトのお抱え建築士ウルシュのもとで働かされます。
なんとかザヤを助けようとベックは神の倉庫に忍び込みホルスの目を盗み出すのですが、協力したのがばれてザヤは殺されてしまいます。
ベックはザヤを生き返らせるために、凹んで隠れているホルスの元に行き、交渉の末セトを倒すために協力し合うことに。
後半に続いていきます。

ストーリーは、日本人好みの勧善懲悪モノです。
説教臭くはないですが、人はどう生きなきゃいけないかとか、よい子にわかるような流れになっています。
どこか地球以外の星の”エジプト”って思える場面もいっぱいあるのですが、そういうことは、この作品には関係ない気がします。

映画「アイロボット」の監督さんの作品だと、見てから知って、納得した作品でもあります。
エンドロール無駄に長いのですが、おまけはないので出ても大丈夫です。


劇場

映画『キング・オブ・エジプト』公式サイト - GAGA

映画『キング・オブ・エジプト』公式サイト - GAGA