韓国ドラマの説明で、マクチャンドラマとか、大引けとか、どん詰まりとか、書かれています。
マクチャン막장…炭鉱（石炭鉱山）の坑道の一番奥やそこで働く労働者のこと。
１９５０～１９８０年代韓国では石炭産業は国の基幹産業の１つで、地下数十メートル、数百メートルの一番奥の部分では、支えを立てる前の不完全エリアで、わずかな灯りのみで、人１人が這ってやっと入る程度の狭い所もあり、採掘時に崩れる危険性が最も高く、また酸素が不足して死ぬ直前の状況までいくこともありえたそうです。崩落事故で生き埋めになることもあり、このことから大引け、どん詰まりとも言われ、その派生の意味で、マクチャンドラマ막장 드라마と言われ始めたそうです。
マクチャンドラマ…日常では予想することができないような、非現実的なことが頻発し、展開に行き詰ったようなドラマのこと。
視聴率をとるために刺激的なことを入れていくのですが、出生の秘密、三角関係、不倫、近親間の恋愛（韓国の近親は広範囲）、過度な嫁いびりや児童虐待、学校でのいじめなど弱者いじめ、突然の事故や事件から起こる記憶喪失や、最近だと人の顔がわからなくなる相貌失認などの病気などが突然起こるドラマ。
韓国の連載小説で行われていた手法が、視聴率が振るわないとドラマでも行われるようになっていったそうです。
なので短い短幕・単幕モノや、シーズン制のある海外の人気ドラマのリメイク作品、事前制作作品では起こりにくく、日々ドラマなどの長編に起こりやすく、主人公さえ突然の海外留学などで消えることも。
日本での韓流ブームの先駆けとなった２００２年の「冬のソナタ」も、出生の秘密、とそれによる近親間の三角関係、交通事故などは入っていましたね＾＾；
韓国では事前制作が少なく、終盤に近付くにつれ、視聴率や視聴者のネットの反応で、設定が崩れていきます。
なので見ていてがっかりな結末も多いです。
昨日は忙しかったので、語句説明にしてみました。
２００３年の時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」も何度もどんでん返しあったなぁ。
「朝鮮王朝実録」の中、たった一箇所出てくる”王の主治医となった大長今/チャングム”から５４話の長さですもんね。
毒盛る序盤からまぁ、センセーショナルだけど。
でも、面白かったです。
最近のフュージョン時代劇のように王の生死の変更はなかったと思うので、まだ安心感ありました。
マクチャンもマクチャン以外も紙一重的なことはあるかも、です。
でも、頻繁に事故や事件、出生の秘密は使わないでほしい…伏線なしや伏線処理なしはアカンでしょ。
おまけ
派生した意味で、墓場や死亡などの意味も出てきているみたいです。
また、マクチャン、ホルモン料理の名前でもあるようです。
こちらも有名みたいです。
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